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ハイパースキン脱毛とは?
ハイパースキン脱毛は、特殊な光を肌に当てることで毛の種(発毛因子)を少なくし、発毛を抑える脱毛法です。従来の脱毛法のように毛乳頭を高熱の光で焼かないため、痛みを抑えられるだけでなく、火傷や色素沈着の危険性が少なくなります。毛が生えるサイクルである毛周期に合わせ、約3ヶ月ある休止期のタイミングに特殊な光を照射します。これを行うことで、発毛因子が少なくなり、発毛を抑えられるわけのです。ちなみに施術頻度は3~4週間に1度になります。
ハイパースキン脱毛の仕組み
従来の脱毛法のように、高温の光を照射する必要がない理由は、毛が「種」のときに芽がでなくなるようにするからです。従来の脱毛法は、現在生えている毛、いつかは抜ける毛に対して処理するものになります。まだ毛が生える工程が進んでいない分、脱毛の方法が変わっていくのです。
ハイパースキン脱毛の効果
長期間、発毛が抑えられるため自分で処理する必要がなくなります。ハイパースキン脱毛法は医療機関で実施されている医療レーザーの効果に匹敵するほどのものです。しかし、永久脱毛になるというワケではありません。
また、ハイパースキン脱毛は肌を美しくする効果があります。ハイパースキン脱毛法で使用している特殊な光が、肌にあるコラーゲンの生成を助けます。そのため、美肌につながるのです。他にも肌にハリやツヤが増えたり、シワやシミを改善したりする効果もあります。まるでエステを体験したかのような美肌効果を実感できるでしょう。
ハイパースキン脱毛と他の脱毛法の違い
ハイパースキン脱毛と従来の光・レーザー脱毛法には違いがあります。違いをまとめてみました。
従来の光、レーザー脱毛
従来の光やレーザー脱毛は肌を高温の光を当てる脱毛法です。毛根や毛乳頭を焼いて破壊することで、今生えている毛や毛根に作用します。高温の光を照射するため、肌が痛くなるのです。さらに場合によっては火傷の可能性や、炎症・シミを起こす原因になることがあります。
ハイパースキン脱毛
ハイパースキン脱毛は従来の光、レーザー脱毛とは違い、今生えている毛や毛根には処理を行いません。ハイパースキン脱毛法は毛根になる前の毛の種(発毛因子)を抑えるためです。毛根や毛乳頭を焼かないため、肌が痛くなりません。さらに、特殊な光には美肌効果もあります。
おもな4つの脱毛法
脱毛方法はハイパースキン脱毛を含め、主に4種類あります。今回紹介するのはハイパースキン脱毛、IPL脱毛、SSC脱毛、SHR脱毛の4つです。どの脱毛方法もサロンで行うものになります。
・ハイパースキン脱毛
「毛の種」(発毛因子)に特殊な光を照射し、毛が生えるのを抑える。濃い毛からうぶ毛にも利用できる。美肌効果もあるのが特徴的。
・IPL脱毛
IPL脱毛で使用する光が毛のメラニン色素に反応し、毛根や毛乳頭にダメージを与える。濃くて太い黒色の毛ほど効果が期待できる。
・SSC脱毛
毛を抑える成分が入っているジェルが光に反応し、毛穴を通して毛根に作用する脱毛方法。IPL脱毛やSHR脱毛よりも光の刺激が少なく、肌のダメージを抑えられる。
・SHR脱毛
蓄積した熱により、広い範囲の毛にダメージを与えて処理する。メラニン色素に反応する光を当てる仕組みではないため、IPL脱毛と違いうぶ毛にも効果が期待できる。
各脱毛法の比較表
4つの脱毛方法の痛みや効果、施術期間の目安などをまとめました。
脱毛方法 | ハイパースキン脱毛 | IPL脱毛 | SSC脱毛 | SHR脱毛 |
毛質 | 黒く太い毛○ 産毛○ | 黒く太い毛◎ 産毛✕ | 黒く太い毛○ 産毛○ | 黒く太い毛○ 産毛○ |
痛み | 痛みがない | 毛が多いところは痛みを感じる | 痛みが少ない | 痛みがほとんどない |
施術期間 | 大体12回の脱毛 およそ1年 | 大体12回の脱毛 年2~3回 | 大体12回の脱毛 年2~3回 | 12回の脱毛 最短6ヶ月 |
料金相場 | 約36万円 | 約35万円 | 約27万円 | 約22万円 |
比べてみると、黒く太い毛や産毛を脱毛したく、痛みを感じない脱毛をしたい方はハイパースキン脱毛が合っていることがよく分かりますね。
ただし、痛みをほとんど感じない脱毛方法であるSHR脱毛を比べると費用が高いです。
脱毛方法により、痛みや効果のある毛質、施術期間などに特徴があるので参考にしてみてください。
ハイパースキン脱毛のメリット・デメリット
ハイパースキン脱毛にはメリット・デメリットがあります。
ぜひ、自分に合う脱毛法か検討してみてください。
ハイパースキン脱毛のメリット
ハイパースキン脱毛のメリットは主に3つあります。
1.熱くないため痛みがない
2.肌を美しくする効果がある
3.色素が薄い産毛にも脱毛効果がある
ハイパースキン脱毛は低温の特殊な光を照射するため、痛くないのがメリットです。照射する光は熱くないため、肌のダメージが少なくなります。そのため、小さなお子様から利用できる脱毛法です。
ハイパースキン脱毛で使用する特殊な光は、フォト美顔の光を含んでいます。そのため、脱毛をしながら美肌効果を実感することができるのです。肌内部にあるコラーゲンの生成を助ける力があり、肌のキメが整う効果があります。剃ったり抜いたりして傷ついた肌のケアができるので一石二鳥ですね。
また、ハイパースキンは毛の種に作用する脱毛法です。そのため色素の薄い背中や二の腕などの産毛にも効果を期待できます。
ハイパースキン脱毛のデメリット
ハイパースキン脱毛のデメリットは主に2つあります。
1.毛が抜けた実感が実感がしにい
2.光脱毛に比べると安くない
ハイパースキン脱毛は毛が生えるのを抑制する脱毛法です。そのため、従来の光やレーザー脱毛のような毛が抜けた驚きがなく、脱毛の効果を実感しにくいデメリットがあります。しかし、回数を重ねて時期が経てば発毛抑制の効果を感じられるでしょう。早く脱毛の実感をしたかったり、すぐに毛が抜けてほしかったりする方はレーザーや光脱毛のほうが合っているかもしれません。
また、ハイパースキン脱毛は従来の光脱毛と比較すると値段が高いです。できる限り安く済ませたい方は、SHR脱毛やIPL脱毛などの光脱毛を検討するとよいでしょう。