
出典:RIZE CLINIC
目次
ダイオードレーザーとは?
「ダイオードレーザー」とは医療レーザー脱毛の一種です。「半導体」と呼ぶ物質を利用した近赤外線レーザーを使う脱毛方法になります。また、ダイオードレーザーには、熱破壊式・蓄熱式の2種類あるのが特徴です。どちらも半導体を利用した近赤外線レーザーを使っているのが共通点になります。ダイオードレーザーは黒く太い毛から色素の薄い産毛に脱毛効果が期待できます。なぜなら、熱破壊式は波長を毛根まで届けて破壊し、蓄熱式の場合バルジ領域に反応し毛の元を壊するため仕組みで、どちらも毛を生えにくくするからです。
ダイオードレーザーの仕組み
ダイオードレーザーには、熱破壊式と蓄熱式の2種類に分かれています
・熱破壊式ダイオードレーザー
ダイオードレーザーは近赤外線というメラニンに反応する波長のレーザーを肌に照射します。レーザーは皮膚表面を通過し、肌の奥にある毛根を瞬間的に熱で傷を与えるのです。毛を作っている毛乳頭を焼き、毛の再生機能をなくし脱毛します。
・蓄熱式ダイオードレーザー
毛根のメラニン色素に反応せず、「バルジ領域」という場所に作用し低温でゆっくりと細胞を破壊していきます。バルジ領域とは毛を作る場所です。ここにレーザーを当てることで、毛を生えなくさせる効果が期待できます。
ダイオードレーザーの効果
毛を生えにくくする効果ああります。熱破壊式・蓄熱式ダイオードレーザーは黒く濃い毛に作用します。また、蓄熱式ダイオードレーザーの場合、色素の薄い産毛にも効果が期待できます。そのため、ワキやビキニラインの毛が気になる所から、背中や二の腕など産毛が生える場所も施術できるのです。しかし、産毛は黒く濃い毛に比べて効果を実感するのが遅いため、数回の施術後に毛が抜け落ちるのを実感できるでしょう。
ダイオードレーザーと他の脱毛法の違い
レーザー脱毛は主にダイオードレーザー、アレキサンドライト-レーザー、ヤグレーザーの3種類あります。その中でもダイオードレーザーは熱破壊式・蓄熱式の2種類の分かれているのが特徴です。
熱破壊式ダイオードレーザーは、メラニン色素(黒色)に反応するため、産毛は効果が期待できません。しかし、蓄熱式ダイオードレーザーは産毛にも作用します。そのため、ダイオードレーザーの場合、濃い毛や薄い毛などの毛質に合わせて調整ができます。また、他の脱毛法に比べて痛みが少ない脱毛方法になります。
おもな3つの脱毛法
医療レーザー脱毛はおもに、ダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザーの3つあります。
ダイオードレーザー
・熱破壊式、蓄熱式の2種類ある
・黒く太い毛だけでなく、蓄熱式ダイオードレーザーは産毛にも脱毛効果がある
・比較的痛みが少ない
・蓄熱式ダイオードレーザーの場合、脱毛の効果を感じるのが遅い
アレキサンドライトレーザー
・黒く濃い毛の脱毛効果が高い
・黒ずみやシミの改善し、美肌効果が期待できる
・産毛の脱毛効果がほとんどない
・脱毛効果の実感が早い
ヤグレーザー
・黒く太い毛、産毛の脱毛効果がある
・日焼け肌、地肌が黒い場合も脱毛できる
・痛みが医療レーザー脱毛の中でも強い
・導入しているクリニックが少ない
各脱毛法の比較表
3つの脱毛方法の脱毛できる毛質や痛みなどを表にまとめました。
脱毛方法 | 熱破壊式 ダイオードレーザー | 蓄熱式 ダイオード-レーザー | アレキサンドライトレーザー | ヤグレーザー |
毛質 | 黒く太い毛○ 産毛✕ | 黒く太い毛○ 産毛○ | 黒く太い毛◎ 産毛✕ | 黒く太い毛○ 産毛○ |
日焼け肌 | 脱毛できない | 脱毛できる | 脱毛できない | 脱毛できる |
痛み | 痛みが少ない | 痛みがない | 痛みが少ない デリケートゾーンの場合、痛みを感じる | 痛みが強い |
比べてみると、ダイオードレーザーは痛みが少ないのがよく分かりますね。特に脱毛で痛みを感じたくない方は、ダイオードレーザーが合っているのではないでしょうか。
ダイオードレーザーのメリット・デメリット
ダイオードレーザーにはメリット・デメリットがあります。
メリットやデメリットを把握し、自分に合った脱毛方法か参考にしてみてください。
ダイオードレーザーのメリット
主にダイオードレーザーのメリットは主に4つあります。
- 敏感肌でも受けられる
- 産毛にも対応している
- 日焼けしていても受けられる
- 痛みがほとんどない
熱破壊式・蓄熱式ダイオードレーザーは肌のダメージが少ない脱毛法です。そのため、敏感肌の方でも施術できます。また、蓄熱式ダイオードレーザーはメラニン色素に反応する脱毛方法ではないため、色素の薄い産毛にも効果があるのがメリットです。加えて、日焼けをしていありホクロがあったりして肌が黒い所にも施術することができます。
ダイオードレーザーは痛みがほとんどなく、特に蓄熱式ダイオードレーザーは毛根を破壊しないため瞬間的な痛みがありません。
ダイオードレーザーのデメリット
- 脱毛の効果を感じられるのが遅い
- 白髪には効果を期待できない
特に蓄熱式ダイオードレーザーの場合、脱毛の効果を実感するのが遅いデメリットがあります。そのため、施術後すぐに脱毛の効果を感じたい方は、熱破壊式ダイオードレーザーなど他の脱毛方法を視野に入れてみるといいでしょう。また、医療レーザーは色素がある毛に反応するレーザーを利用するため、色素がない白髪に照射しても脱毛の効果が期待できません。もしも、白髪を脱毛したい方はニードル脱毛考えてみるのも一つの手です。